■農業総合研究所<3541>の事業の状況

(3)販管費

次に販管費に関してだが、人件費が流通総額の伸びに比べ微増にとどまった。物流費に関しては、流通量増加に伴い増加した。業務委託費に関しては、業務委託先集荷場数及び出荷増加に伴い増加した。しかしながら、販管費合計の対流通総額比では前期比1.41%減少し、効率化が進んでいる。

人員の投下に合わせて流通総額が増加、今後3年間で100名体制を目指す

(4)流通総額

流通総額と人員数の関係を見てみると、人員の投下に合わせて流通総額が増加しているのが見て取れる。2016年8月期は、人件費を増やさなかったが、2017年8月期には、再び人員投資フェーズに入る予定。基本的には、ITを始め多くの機能は外注を利用するので、今は人手が回っていないので、今後3年間で正社員100名体制に持っていくが、その後は、人員の増加は抑制する方針だ。

流通総額は、導入店舗と登録生産者の順調な拡大により成長している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 福田 徹)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 農業総合研究所 Research Memo(6):事業拡大に伴い販管費は増加するも、流通総額比では効率化が進む