*07:22JST NY為替:パウエルFRB議長が年内利下げの可能性に言及、ドル一段安 6日のニューヨーク外為市場でドル・円は149円70銭から149円10銭まで下落し、149円40銭で引けた。米2月ADP雇用統計が1月から伸び拡大も予想を下回ったほか、米1月JOLT求人件数が12月から減少したため労働市場ひっ迫緩和で年内の利下げを織り込み長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインフレに関し目標2%に向けいくらか確信も一段の確信必要だと再表明し、利下げに慎重な姿勢を繰り返し、さらに、短期的に景気後退を予想する理由はないと、景気にも楽観的見方を示したほか、米地区連銀経済報告(ベージュブック)でも景気判断が上方修正されたためドル売りが一段落。

ユーロ・ドルは1.0867ドルから1.0915ドルまで上昇し、1.0897ドルで引けた。ユーロ・円は、162円51銭から162円96銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.2706ドルから1.2761ドルまで上昇。報じられていた通り英国ハント財務相が春季財政報告で国民保険料率2ポイント引き下げを発表。また、今年の経済成長率も、従来予想上回る見通しだと言及したためポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.8852フランから0.8805フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:パウエルFRB議長が年内利下げの可能性に言及、ドル一段安