*01:58JST NY為替:【NY午前外為概況】ドル・円は141円44銭から142円28銭で推移  14日のニューヨーク午前の外為市場でドル・円は、142円28銭へ上昇後、141円44銭まで下落した。米国の11月小売売上高や週次新規失業保険申請件数の予想外の改善を受けてドル買いになったが、金利の上昇は一時的にとどまり、利下げ観測によるドル売りが再燃した。

 ユーロ・ドルは1.0907ドルへ下落後、1.1003ドルまで上昇。欧州中央銀行(ECB)のタカ派的な姿勢を受けて、ユーロ買いも強まった。ユーロ・円は154円69銭から156円01銭まで上昇した。

 ポンド・ドルは1.2680ドルへ下落後、1.2778ドルまで上昇。英中銀のタカ派的な姿勢を受けて、ポンド買いも強まった。ドル・スイスフランは0.8712フランへ上昇後、0.8637フランまで下落した。

【経済指標】
・米・11月小売売上高:前月比+0.3%(予想:-0.1%、10月:-0.1%)
・米・11月小売売上高(自動車除く):前月比+0.2%(予想:-0.1%、10月:+0.1%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:20.2万件(予想:22.0万件、前回:22.0万件)
・米・失業保険継続受給者数:187.6万人(予想:187.9万人、前回:186.1万人)
・米・11月輸入物価指数:前月比-0.4%(予想:-0.8%、10月:-0.8%)

【金融政策】
・欧州中央銀行(ECB)
・主要政策金利を4.50%に据え置き決定
・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を4.00%に据え置き決定
・限界貸出金利(上限)を4.75%に据え置き決定

【要人発言】
・欧州中央銀行(ECB)
「金利水準は十分に長い期間維持される必要がある」
「インフレ率は一時的に再上昇する公算大」
「コロナ期購入債の再投資は2024年末に終了する意図」

・ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「利下げはまったく議論しなかった」

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:【NY午前外為概況】ドル・円は141円44銭から142円28銭で推移