*08:58JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の伸び悩みを意識してドル買い急拡大の可能性低い 21日のドル・円は、東京市場では148円42銭から147円25銭まで下落。欧米市場では147円15銭まで下げた後、148円60銭まで反発し、148円38銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に148円台で推移か。米長期金利の伸び悩みを意識してリスク選好的なドル買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

米連邦準備制度理事会(FRB)が21日に公表した連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨(10月31-11月1日開催分)によると、参加メンバーは「金融当局は今後の利上げについて慎重なアプローチを取ることが可能」、「インフレ低下の進展が不十分であることを示す情報が入ってきた場合にのみ、金利を引き上げる必要がある」との見解で一致していたことが判明した。市場参加者の間からは「議事要旨の内容はほぼ想定内」との声が聞かれたが、一部の市場参加者は「2%の物価目標の早期達成は容易ではなく、利下げ時期が早まる可能性は低い」と指摘している。21日の米国債市場で10年債利回りは一時上昇した後、低下したが、FOMC議事要旨の記述はハト派寄りではないとの見方も出ており、10年債利回りは当面4.3%-4.4%近辺の水準で下げ渋る可能性がありそうだ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利の伸び悩みを意識してドル買い急拡大の可能性低い