*06:37JST NY債券:米長期債相場は下落、9月非農業部門雇用者数は市場予想を上回る 6日の米国長期債相場は下落。米労働省がこの日日発表した9月雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比+33.6万人増加し、増加幅は市場予想を上回ったことが長期債などの利回り上昇につながった。雇用者増加数は過去8カ月で最大。7月と8月分の雇用者数は合計で+11.9万人に上方改定された。失業率は3.8%で8月と同水準。平均時給は前年比+4.2%にとどまった。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げの可能性はやや高まり、イールドカーブはスティープニング。

CMEのFedWatchツールによると、6日時点で11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.25-5.50%となる確率は89%程度。12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.50-5.75%以上となる確率は44%程度。10年債利回りはアジア市場で4.708%近辺まで低下したが、米雇用統計発表後に4.885%近辺まで上昇したが、その後は上げ渋り、取引終了時点にかけて4.801%近辺で推移。

イールドカーブはスティープニング気配で推移。2年-10年は-27.60bp近辺、2-30年は-10.80bp近辺で引けた。2年債利回りは5.08%(前日比:+6bp)、10年債利回りは4.80%(前日比+8bp)、30年債利回りは、4.97%(前日比:+8p)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は下落、9月非農業部門雇用者数は市場予想を上回る