*13:37JST 米国株見通し:伸び悩みか、引き締め政策に思惑 (13時20分現在)

S&P500先物      4,564.00(+9.00)
ナスダック100先物  15,710.00(+36.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は70ドル高。長期金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


14日の主要3指数は堅調。上げ幅を拡大する展開となり、ナスダックは続伸、ダウは331ドル高の34907ドルとプラスに浮上した。この日発表された生産者物価指数(PPI)は総合が上振れ予想を上回り、コア指数は前回から鈍化と強弱まちまち。一方、小売売上高は前回を下回ったため、金融引き締め継続への警戒を弱めた。また、欧州中銀(ECB)理事会の利上げ終了観測や英アーム社株の強含みで市場心理は改善し、買いを誘発した。


本日は伸び悩みか。今週発表されたインフレ指標で物価の高止まりが示されたものの、連邦準備制度理事会(FRB)が新たに引き締め方針を強める手がかりにはならなかった。来週の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利据え置きの見方に変わりはなく、買いが入りやすい地合いが見込まれる。ただ、今晩のNY連銀製造業景気指数やミシガン大学消費者信頼感指数は前回から改善が予想されており、買いを抑制する手がかりになりやすい。


<TY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:伸び悩みか、引き締め政策に思惑