*13:32JST 米国株見通し:下げ渋りか、カナダ中銀の政策に注目も (13時20分現在)

S&P500先物      4,498.25(-4.25)
ナスダック100先物  15,504.00(-30.50)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル安。長期金利は底堅く推移し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


5日の主要3指数は軟調。終盤の失速でナスダックは続落、195ドル安の34641ドルでS&Pとともに反落で取引を終えた。原油相場の強含みはエネルギー関連株の買い要因となった一方、インフレを押し上げるとの見方が浮上。連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続の思惑から長期金利が上昇し、ハイテクが売られた。また、この日発表された中国の低調な経済指標で先行き不透明感が広がり、消費などへの売りにつながった。


本日は下げ渋りか。原油相場の一段高によりFRBによる引き締め長期化観測で金利高に振れれば、全般的に売りが出やすい地合いとなる。今晩のISM非製造業景況指数が1日の製造業と同様に予想を上回れば、タカ派的な金融政策を後押しする材料に。他方、5日の豪準備銀行に続きカナダ銀行が金利据え置きなら警戒を弱める。また、明日発表の中国貿易統計は輸出入の改善が予想され、過度な売りを抑制する可能性もあろう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、カナダ中銀の政策に注目も