19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、149円61銭から149円90銭まで上昇し、149円87銭で引けた。米9月住宅着工件数は予想を下回ったものの住宅建設許可件数が予想外に前月から増加したほか、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁のタカ派発言や各国のインフレ指標で物価の伸びが一段と拡大したことが影響しFRBの大幅利上げ観測も強まり、10年債利回りが2008年来の高水準となるとドル買いに拍車がかかった。20年債入札も低調でドル買いをさらに支援した。

ユーロ・ドルは0.9802ドルから0.9757ドルまで下落し、0.9773ドルで引けた。ユーロ・円は146円20銭から146円71銭まで上昇。ポンド・ドルは1.1277ドルから1.1186ドルまで下落。英国のブレーバーマン内相が解任され政局混乱、景気後退懸念がポンド売り材料となった。ドル・スイスは1.0020フランから1.0063フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:米大幅利上げ織り込む長期金利上昇でドル全面高