29日のニューヨーク外為市場でドル・円は134円59銭まで上昇後、133円22銭まで反落し、133円27銭で引けた。ボスティック米アトランタ連銀総裁が米国経済が景気後退入りしたとは思わないとし、利上げを続ける計画を再確認したため金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。さらに、米4-6月期雇用コスト指数(ECI)の伸びが予想を上回ったほか、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目の6月コアPCE価格指数やインフレ期待指数として注視している7月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値がそれぞれ予想外に伸びが拡大したためドルが続伸。その後、根強い景気後退懸念に米債利回りが低下に転じ、ドル売りが再燃した。

ユーロ・ドルは1.0146ドルまで下落後、1.0226ドルまで上昇し、1.0226ドルで引けた。ユーロ・円は136円73銭から135円84銭まで反落。ポンド・ドルは1.2063ドルまで下落後、1.2190ドルまで反発。ドル・スイスは、0.9594フランまで上昇後、0.9508フランまで反落。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期債利回り弱含みでドル買い縮小