7日午前の東京市場でドル・円は強含み、131円80銭台から132円70銭台へ大きく水準を切り上げた。米10年債利回りの上昇で先高観が強まり、ドルへの買いは継続。また、日銀による異次元緩和の堅持で円売りも進み、ドルなど主要通貨を押し上げた。


ここまでの取引レンジは、ドル・円は131円87銭から132円75銭、ユーロ・円は141円00銭から141円73銭、ユーロ・ドルは1.0670ドルから1.0700ドル。

【経済指標】
・日・4月家計支出:前年比-1.7%(予想:-0.6%、3月:-2.3%)
・日・4月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+1.7%(予想:+1.5%、3月:+2.0%)

【要人発言】
・鈴木財務相
「円急落の影響を米当局と連携して注視する」
・黒田日銀総裁
「為替は急激な変動でなく、安定的な円安方向ならプラス」
「エネルギーを除いたCPIはゼロ%台後半のプラスが続く」
「YCCを軸とする強力な緩和を続ける」
・内田日銀理事
「最近のような短期間の大幅な円安は先行き不確実性のため望ましくない」


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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は強含み、米金利高でドル買い継続