12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、128円74銭から127円52銭まで下落し、128円32銭で引けた。4月コアPPIが予想以上に伸びが鈍化したほか、新規失業保険申請件数が予想外に増加したため、債券利回りの低下に伴う、ドル売りが優勢となった。株安に連れたリスク回避の円買いも引き続き観測された。

ユーロ・ドルは1.0438ドルから1.0354ドルまで下落し、1.0381ドルで引けた。ウクライナ状況が影響したユーロ圏経済の成長減速懸念を受けたユーロ売りや安全逃避的なドル買いに拍車がかかった。ユーロ・円は134円13銭から132円66銭まで下落。ポンド・ドルは1.2248ドルから1.2174ドルまで下落した。ドル・スイスは0.9947フランから1.0049フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:リスク回避の円買い強まる、ドル・円は一時127円52銭