週明け2月28日の米株式市場でNYダウは166.15ドル安の33892.60、ナスダック総合指数が56.78pt高の13751.40、シカゴ日経225先物が大阪日中比90円高の26650円。ドル・円は1ドル=115.00-10円。米国債利回りが幅広い年限で低下し続けており、米ハイテク株に持ち直しの動きが見られていることもあり、SHIFT<3697>、JMDC<4483>、ラクス<3923>、マネーフォワード<3994>などの中型グロース(成長)株に買いが入りそうだ。
ウクライナ情勢を巡る混乱長期化を受けた原油価格の高止まりを受けてINPEX<1605>なども引き続き堅調が見込めそうだ。アルミニウムなどその他の資源価格の高騰を背景に、大紀アルミニウム<5702>、東邦チタニウム<5727>などにも買いが入りそうだ。3月期末に向けた配当権利取りを意識した動きから、郵船<9101>や商船三井<9104>などの海運株のほか、ソフトバンク<9434>、JFEHD<5411>なども物色が続きそうだ。新型コロナ感染ピークアウトを好感し、エアトリ<6191>やオープンドア<3926>なども堅調が見込まれる。一方、米長期金利の低下基調を受けて、三菱UFJ<8306>や第一生命HD<8750>
などは軟調となろう。また、取引先へのサイバー攻撃の影響で、トヨタ自動車<7203>
が国内全工場の稼働を停止することを発表。トヨタ自やデンソー<6902>など輸送用機器関連も下落が想定される。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:郵船やエアトリなどに注目