米商務省が発表した10月住宅着工件数は前月比‐0.7%の152万戸と、9月153万戸から増加予想に反し減少した。引き続き建築材料や人手不足が影響している。一方、住宅着工の先行指標となる住宅建設許可件数は前月比+4.0%の165万戸と、9月158.6万戸から予想以上の増加となり今後の住宅着工が増加する可能性が示唆された。

米10年債利回りは1.64%まで上昇。ドル・円は住宅着工件数の予想外の減少に失望し114円70銭から114円56銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1320ドルから1.1306ドルへじり安推移した。

【経済指標】
・米・10月住宅建設許可件数:165万戸(予想:163.0万戸、9月:158.6万戸)
・米・10月住宅着工件数:152万戸(予想:157.9万戸、9月:153万戸←155.5万戸)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米10月住宅着工件数は予想外に減少、許可件数は増加でドルまちまち