米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は549.95ドル高の34511.99ドル、ナスダックは223.90ポイント高の14498.88で取引を終了した。昨日引け後に発表されたITサービス、IBM(IBM)の決算が予想を上回るなど企業の好決算を好感し、寄り付き後、上昇。新型コロナ再流行への懸念を受けた売りが行き過ぎとの見方も浮上し、押し目買いに終日堅調に推移し引けにかけて上げ幅を拡大した。セクター別では、資本財や消費サービスの上昇が特に目立った。家庭パーソナル用品は下落。

携帯端末のアップル(AAPL)は、映画やショーのコンテンツの自社制作を検討しているとの報道を受けて、上昇。オンライン決済サービスを手掛けるスクエア(SQ)は中小企業向けの銀行サービス事業に着手すると発表し、買われた。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は医療保険会社のユナイテッドヘルス(UNH)との提携を発表し、上昇。さらに、クルーズ船を運営するカーニバル(CCL)は、年末までに乗客人数を収容能力全体の7割近くまで引き上げると発表し、業績回復への期待に買われた。オンライン小売りのアマゾン(AMZN)は創業者ベゾス氏ら4人が搭乗した宇宙船が、有人飛行に成功し、上昇。一方、先月、創業者ブランソン氏が搭乗した宇宙船の有人飛行を成功させた宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック(SPCE)は売られた。

動画配信のネットフリックス(NFLX)は引け後に第2四半期決算を発表。1株利益が予想を下回ったほか、第3四半期の有料会員見通しが市場予想を下回ったことが嫌気され、時間外取引で下落している。

Horiko Capital Management LLC

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ549ドル高、企業の好決算を好感