25日の米国長期債相場は弱含み。米商務省がこの日発表した5月コアPCE価格指数は、前年同月比+3.4%と市場予想と一致した。コア指数の上昇率は1992年4月以来の高い伸びを記録したが、想定の範囲内だったことから、債券利回りが上げ渋る場面があった。しかしながら、インフラ投資計画への思惑や株高を意識して長期債利回りは上昇に転じた。10年債利回りは、1.475%近辺まで低下した後、一時1.543%近辺まで上昇した。

イールドカーブは、スティープニング気配。2年−10年は+125.80bp近辺、2−30年は+188.50bp近辺で引けた。2年債利回りは0.27%(前日比:0bp)、10年債利回りは1.52%(同比:+3bp)、30年債利回りは、2.15%(同比:+5bp)で取引を終えた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY債券:米長期債相場は弱含み、株高などを意識した売りが入る