米商務省が発表した住宅着工件数は前月比−9.5%の156.9万戸となった。3月の173.3万戸から予想以上に減少した。また、住宅着工件数の先行指標となる住宅建設許可件数は前月比+0.3%の176万戸と、3月175.5万戸から増加も予想には達しなかった。今後の住宅着工件数は増加も低調な伸びにとどまる可能性が示唆された。

予想を下回った結果を受けて米国債相場は堅調推移。10年債利回りは1.64%から1.63%へ低下、ドル売りが優勢となった。ドル・円は108円94銭から108円84銭まで下落し12日来の安値を更新。ユーロ・ドルは1.2215ドルから1.2234ドルまで上昇し、ほぼ3カ月ぶり高値を更新した。

【経済指標】
・米・4月住宅着工件数:156.9万戸(予想:170.4万戸、3月:173.3万戸←173.9万戸)
・米・4月住宅建設許可件数:176万戸(予想:177.0万戸、3月:175.5万戸←175.9万戸)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米4月住宅着工件数、予想下回りドル売り