商務省が発表した2月耐久財受注速報値は前月比-1.1%と、予想外に1月+3.5%からパンデミックによる経済封鎖が開始した昨年4月来のマイナスに落ち込んだ。変動の激しい輸送用機除く2月耐久財受注速報値も前月比-0.9%と、やはり予想外に1月+1.6%から4月来のマイナス。
また、国内総生産(GDP)の算出に用いられる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の出荷速報値は前月比-1.0%と、予想に一致し1月+1.9%から4月来のマイナスに落ち込んだ。

低調な結果ながら同指数はもともと変動が激しいことや株高で米国債相場は軟調。10年債利回りは1.62%から1.63%まで上昇した。ドルも堅調に推移し、ドル・円は108円65銭から108円70銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.1830-35ドルで推移した。
【経済指標】
・米・2月耐久財受注速報値:前月比-1.1%(予想:+0.6%、1月:+3.5%←+3.4%)
・米・2月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比-0.9%(予想:+0.5%、1月:+1.6%←+1.3%)
・米・2月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-1.0%(予想:-
1.0%、1月:+1.9%←+1.8%)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米2月耐久財受注速報値、予想外のマイナスもドル堅調