NY外為市場ではカナダドル買いが続いた。ドル・カナダは1.2556カナダドルから1.2463カナダドルまで下落し、2018年2月以降ほぼ3年ぶり安値を更新。カナダ円は86円86銭から87円43銭まで上昇し、2018年10月来の高値を更新した。

朝方発表されたカナダ2月雇用指標の良好な結果がカナダ中銀が早くて来月の会合で、国債購入規模を縮小するとの思惑を後押しした。カナダの2月失業率は8.2%と、1月9.4%から予想以上に低下しパンデミック開始した3月来で最低となった。また、2月雇用者数増減は+25.92万人と、1月の-21.28万人からプラスに改善。伸びは予想を上回り9月来で最大となった。

【経済指標】
・カナダ・2月失業率:8.2%(予想:9.2%、1月:9.4%)
・カナダ・2月雇用者数増減:+25.92万人(予想:+7.50万人、1月:-21.28万人)万人)

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:カナダドル続伸、良好な2月加雇用指標がテーパリングの憶測後押し