本日のマザーズ先物は続落が予想される。8日の米国市場は経済活動の再開が進んでいるほか、バイデン米大統領が提示した1.9兆ドル規模の新型コロナウイルス追加経済対策法案を上院が可決したため速やかに成立し回復をさらに支援するとの期待に寄り付き後、大きく上昇した。特に景気循環株を押し上げ、ダウは日中取引で史上最高値を更新。一方、金利高を警戒したハイテク株の売りは加速しナスダックは下落した。本日のマザーズ先物は、米国市場でナスダックが下落したことやナイトセッションがマイナスで取引を終了した流れを引き継ぎ続落でのスタートが予想される。時価総額上位のアンジェス<4563>が第41回新株予約権の発行により168億円の調達を発表したことで、バイオ関連銘柄には下押し圧力となり、相場の上値を抑える思惑が高まることが予想される。日足チャートでは昨日に5日線まで上髭が伸び、上値の重さが意識される値動きであったことから、ボリンジャーバンドでマイナス3σである1108.0pt近辺までの下落が警戒される展開が予想される。本日の上値のメドは1190.0pt、下値のメドは1108.0ptとする。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:続落、上値の重さを意識する展開が続く