16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円53銭から106円07銭まで上昇し、106円05銭で引けた。2月NY連銀製造業景気指数は市場予想を上回ったこと、米国における新型コロナウイルスの新規感染者数の減少などが材料視された。ワクチン普及で景気回復期待が強まり、ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁は今年下半期の景気見通しでかなり楽観的な見方を示し、長期債利回りは一段と上昇したこともドル買い材料となった。

ユーロ・ドルは1.2152ドルから1.2095ドルまで下落したが、その後はやや下げ渋り、1.2104ドルで引けた。ユーロ・円は127円96銭から128円38銭まで上昇。株高に連れリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3869ドルまで下落後、1.3934ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.8885フランから0.8930フランまで上昇した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期金利上昇でドル買い優勢