本日のマザーズ先物は続落が予想される。10日の米国市場は週次失業保険申請件数が前週から大幅に増加したため、景気回復が停滞するとの懸念が強まり寄り付き後下落した。米食品医薬品局(FDA)が早ければ本日中にもコロナワクチンの緊急使用許可を認可するとの期待や、ムニューシン米財務長官が追加経済対策協議でかなりの進展があったと報告すると下げ幅を縮小した。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは上昇した。本日のマザーズ先物は、米国市場でナスダックは反発したもののナイトセッションが小安く取引を終了した流れを引き継ぎ続落でのスタートが予想される。国内では、与党が21年度税制改正大網を決定し、DXの投資を促す減税措置で、国地方合わせて600億円規模の減税となることが明らかになった。このことで、AIinside<4488>
や弁護士ドットコム<6027>などDX関連銘柄が相場を下支えすることが期待される。本日の上値のメドは1195.0pt、下値のメドは1100.0ptとする。 <FA>
情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:続落、減税措置でDX関連銘柄が下支え