本日のマザーズ先物は続伸が予想される。2日の米国市場は11月ADP雇用統計が予想を下回ったほか、債券利回りが上昇し警戒感から寄り付き後大きく下げた。その後、共和党と民主党が超党派グループのまとめた追加経済対策のすみやかな成立に向けて譲歩する姿勢を見せたため、一段と期待感が高まり上昇に転じた。トランプ政権が2月までに1億人分のワクチン支給が可能との見解を示すと上げ幅を拡大した。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは下落となった。本日のマザーズ先物は米国市場やナイトセッションが小幅上昇した流れを引き継ぎ続伸でのスタートが予想される。国内ではフリー<4478>が受発注業務をオンラインで完結するクラウドソフトを開発と日本経済新聞が報じている。このことから、クラウド関連が注目され相場を下支えすることが期待される。また、甘利自民税調会長が大企業や中堅企業の繰り越し欠損金控除を最大100%にと提言したことは、初期投資で赤字が嵩むマザーズなどの新興企業には追い風となりそうだ。上値のメドは1230.0pt、下値のメドは1208.0ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:続伸、クラウドが下支え期待