米商務省が発表した7月個人所得は前月比+0.4%と、6月-1.0%から予想外に5カ月ぶりのプラスに改善した。7月個人消費支出は前月比+1.9%と、6月+6.2%から伸びが鈍化したものの予想+1.6%は上回った。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目している燃料や食品を除いたコアPCE価格指数の7月分は前年比+1.3%と、6月+0.9%から予想以上に改善。3月来で最高となった。

7月卸売在庫速報値は前月比‐0.1%と、6月‐1.3%から予想以上に改善した。
7月前渡商品貿易収支は793億ドルの赤字。赤字幅は6月710億ドルから予想以上に拡大し2018年12月来で最大となった。史上2番目に大きな赤字幅を記録し、7-9月期の成長を抑制する。

予想を上回ったコアPCE価格指数を受けてドル買いが再燃。ドル・円は105円20銭から105円75銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1920ドルから1.1875ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・7月コアPCE価格指数:前年比+1.3%(予想:+1.2%、6月:+0.9%)
・米・7月個人所得:前月比+0.4%(予想:-0.2%、6月:-1.0%←-1.1%)
・米・7月個人消費支出:前月比+1.9%(予想:+1.6%、6月:+6.2%←+5.6%)
・米・7月卸売在庫速報値:前月比‐0.1%(予想:-0.9%、6月:‐1.3%←-1.4%)
・米・7月前渡商品貿易収支:−793億ドル(予想‐720億ドル、6月−710億ドル←‐706億ドル)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米7月コアPCE価格指数、予想上回りドル買い