米国株式相場は上昇。ダウ平均は153.50ドル高の26024.96ドル、ナスダックは110.35ポイント高の10056.48ポイントで取引を終了した。ウイルス感染第2波への懸念がくすぶり下落して寄り付いたものの、全米各地で経済活動の再開が進んでいることやトランプ大統領が第2弾の直接的現金供給も支持する考えを示すと大きく上昇に転じた。セクター別では、ソフトウェア・サービス、テクノロジー・ハード・機器の上昇が目立った一方、銀行は下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は本日から開催されている世界開発者会議(WWDC)で予想されていた通りインテル社から自社設計Mac用チップへの移行を発表し上昇。小売りのギャップ(GPS)はウェルズファーゴによる投資判断の2段階引き上げが好感され急伸した。フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)やスポーツ用品メーカーのナイキ(NKE)はアナリストの目標株価引き上げが好感され上昇。一方で、大手クレジットカード会社のアメリカンエクスプレス(AXP)はUBSによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。

クドロー国家経済会議(NEC)委員長は、追加刺激策の実施は「ほぼ確定」で、7月4日の連休明けに上院と案を協議する計画を明らかにした。

Horiko Capital Management LLC



<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ153ドル高、追加財政支援策や経済再開期待が強まる