27日の米国市場ではNYダウが553.16ドル高の25548.27と大幅上昇し、ナスダック総合指数は72.14pt高の9412.36、シカゴ日経225先物は大阪日中比150円高の21640と堅調だった。28日早朝の為替は1ドル=107円70-80銭(27日大引け時は107.52円付近)。本日の東京市場では、米株高と円相場の軟化による地合い改善を受けて三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>、東京海上<8766>など大手金融株を中心に買いを集め、トヨタ<7203>、日産自<7201>も堅調が予想される。昨日は低PBR(株価純資産倍率)のバリュー株優位が強まっている。グロースセクターの代表格である電子部品株は短期的な買い疲れ感や米中対立再燃がマイナス材料として意識されているため、消去法的にバリュー株の出遅れ解消に相場の軸足が移っているようだ。JT<2914>や セブン&アイ・ホールディングス<3382>は個人消費低迷の長期化観測からさえない動きを強いられよう。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたネクソン<3659>、メドレー<4480>、アステラス製薬<4503>、小野薬<4528>、DOWA<5714>、ダイフク<6383>、オムロン<6645>、アドバンテスト<6857>、キーエンス<6861>、ニチコン<6996>、三菱商<8058>、KDDI<9433>、東邦ガス<9533>、ベネッセHD<9783>などに注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:アステラス薬やオムロンに注目