本日のマザーズ先物は、好悪材料が交錯するなか全般は狭いレンジ内の動きにとどまりそうだ。前日の米国市場は、多くの州で新型コロナの感染拡大ペースが鈍化しており、27日までにテネシーやジョージア、サウスカロライナなどの各州がレストランやサービス業の営業再開を許可するなど、米経済の再開への期待感から買いが先行し、主要株価指数は続伸した。一方、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い原油需要が急減する中、原油在庫の積み上がりで世界的に貯蔵余力が不足するとの懸念が続き、NY原油先物相場は25%近くの急落を演じた。市場では「好悪材料が交錯しており、積極的に手掛けづらい」との声が聞かれ、前日の終値を挟んでもみ合い展開が想定される。一方個人投資家のバイオ関連やテレワーク関連などテーマ性のある銘柄への投資意欲が旺盛な状態は継続しよう。上値のメドは750.0pt、下値のメド730.0ptとする。

<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:好悪材料が交錯するなか狭い値幅での動きか