米国株式相場は大幅反発。ダウ平均は1627.46ドル高の22679.99ドル、ナスダックは540.16ポイント高の7913.24ポイントで取引を終了した。米国内で新型ウイルスの感染が最も多いNY州やNJ州で感染拡大ペースに横這いの兆候が見られるとの報告を受けて、早期の経済再開への期待感から堅調推移となり、引けにかけては上げ幅を拡大した。セクター別では消費者サービス、耐久消費財・アパレルが大きく上昇した一方で、家庭・パーソナル用品は小幅な上げにとどまった。
電気自動車のテスラ(TSLA)は、ジェフリーズによる投資判断引き上げで上昇。クルーズ会社を運営するカーニバル(CCL)は、サウジアラビア政府系ファンドが同社の株式8.2%取得したことを明らかにしたため大幅上昇した。また、ネット通販ウェイフェア(W)は、3月末までの売上や収益の伸びが予想を大幅に上回る見込みだと述べ大幅高。一方で、テレビ会議サービスを提供するズームビデオ(ZM)は、クレディスイスによる投資判断引き下げが嫌気され下落した。
銀行大手JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)は株主に向けた年次書簡の中で、経済がかなり悪い状況に陥った場合、配当の停止を検討する必要があるかもしれないとした。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ1627ドル高、新型ウイルスの感染ペースに鈍化の兆し