米商務省が発表した2月耐久財受注速報値は前月比+1.2%と、予想外のプラスとなった。1月分も+0.1%と、-0.2%からプラスに改善した。一方、変動の激しい輸送用機を除いた2月耐久財受注速報値は前月比−0.6%と、1月+0.8%からマイナスに落ち込んだ。国内総生産(GDP)の算出に用いられる2月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値は前月比−0.7%と1月+1.1%からマイナスに落ち込み、予想も下回り1−3月期GDPの成長を抑制する可能性がある。

予想外に良好な総合の結果を好感しドル・円は111円23銭から111円45銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.0818ドルから1.0800ドルまで下落した。株式相場も上昇に転じたためユーロ・円は120円22銭から120円49銭まで上昇した。

【経済指標】
・米・2月耐久財受注速報値:前月比+1.2%(予想:-0.9%、1月:+0.1%←-0.2%)
・米・2月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比−0.6%(予想:-0.4%、1月:+0.
8%)
・米・2月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比−0.7%(予想:-
0.2%、1月:+1.1%←+1.0%)




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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米2月耐久財受注速報値、予想外のプラスでドル買い