本日のマザーズ先物は、前日の米国株の大幅安や円高進行など外部環境の不安定感を背景に売りが先行して始まりそうだ。前日の米国市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が0.5%の緊急利下げを実施し、これを好感する形で一時上昇する局面もあったが、新型コロナウィルスの問題解決は金融政策だけでは不十分との見方や、緊急利下げが投資家に逆に脅威を与えた面もあり、結局、大きく下落に転じた。シカゴ日経225先物も再び21000円台を割り込み、本日の日経平均も続落スタートが見込まれるため、投資家心理は悪化し、マザーズ先物についても売りが優勢となろう。新型肺炎の感染拡大が世界的に広がるなか、金融緩和だけでは相場の下落は封じ込めず、市場では
「財政政策など次の一手が必要」との声もあり、全般は下げ基調が続きそうだ。上値のメドは710.0pt、下値のメドは695.0ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:センチメントの悪化受けた売りが優勢