米国株式相場は上昇。ダウ平均は174.31ドル高の29276.82、ナスダックは107.88ポイント高の9628.39で取引を終了した。新型コロナウイルス感染拡大への懸念が根強く、朝方はもみ合う展開となったものの、10-12月期決算シーズンが終盤に差し掛かり、改めて決算内容を好感する見方が広がり、堅調推移となった。S&P500及びナスダック総合指数は過去最高値を更新した。セクター別では、ソフトウェア・サービスや小売が上昇する一方でエネルギーや食品・生活必需品小売が下落した。

ビジネスチャットツールのスラック(WORK)は、ITサービスのIBM(IBM)が最大顧客であるとの報道を受けて大幅上昇。配車サービス大手リフト(LYFT)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け上昇。製薬のアラガン(AGN)は、決算内容が好感され買われた。一方で、原油相場の下落で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移となった。

複写機のゼロックス(XRX)は、PCメーカーのHP(HPQ)の買収計画を1株当たり2ドル引き上げた。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ174ドル高、四半期決算を好感