本日のマザーズ先物は、外部環境の一旦の落ち着きや昨日の下落分が大きかっただけに買い戻しの動きが先行して始まりそうだ。前日の米国市場では、世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言したことから軟調推移となったが、マーケット終了後に予定される主要企業決算を見極めたいとの思惑から引けにかけて下げ幅を縮小し、結局、主要株価指数は上昇に転じた。こうした米株高に加えて、円高基調も一服していることから、一旦は個人投資家心理も改善するとみられ、本日は、昨日下落率が大きかったそーせい<4565>などを中心に時価総額上位銘柄に対して買い戻しが入りそうだ。こうした背景から、本日のマザーズ先物は堅調な展開が予想される。ただ、市場では「新型肺炎への感染拡大ペースが鈍るなど収束を感じさせるような材料が出るまでは不安感は払しょくされない」との声も聞かれる。このため、買い戻し一巡後は週末のポジション調整の動きも相まって次第に様子見ムードが強い展開となりそうだ。上値のメドは820.0pt、下値のメドは805.0ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:米国株高などを背景に買い戻し優勢となるか