28日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円93銭まで下落後、109円20銭まで上昇して引けた。米12月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値が予想外にマイナスに落ち込んだためいったんドル売りが優勢となったが、1月消費者信頼感指数や1月リッチモンド連銀製造業指数が予想を上回ったことが好感材料となり、成長見通しが改善。米債利回りの上昇や株高に連れてドル買い、円売りが強まった。

ユーロ・ドルは、1.0998ドルまで下落後、1.1023ドルまで上昇して引けた。


ユーロ・円は、119円85銭まで下落後、120円30銭まで上昇。


ポンド・ドルは、1.2975ドルまで下落後、1.3022ドルまで上昇。英国と欧州連合(EU)の貿易交渉が難航するとの懸念を受けたポンド売りが継続。


ドル・スイスは、0.9719フランから0.9742フランまで上昇した。安全通貨としてのフラン買いが後退。

[経済指標] ・米・12月耐久財受注速報値:前月比+2.4%(予想:+0.3%、11月:−3.1%←-2.1%)・米・12月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比−0.1%(予想:+0.3%、11月:−0.4%←-0.1%)・米・12月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比−0.4%(予想:+0.2%、11月:-0.3%)・米・12月製造業受注・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比−0.9%(予想:+0.2%、11月:+0.1%←+0.2%)・米・11月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+2.55%(予想:+2.40%、10月:+2.22%←+2.23%)・米・1月消費者信頼感指数:131.6(予想:128.0、12月:128.2←126.5)・米・1月リッチモンド連銀製造業指数:20(予想:-3、12月:-5)

  

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情報提供元: FISCO
記事名:「 1月28日のNY為替概況