米国株式相場はまちまち。ダウ平均は9.77ドル安の29186.27、ナスダックは12.96ポイント高の9383.77で取引を終了した。中国政府がコロナウィルスの感染拡大を受けて対策を強化する方針を示し、上昇して始まった。原油安に加えて、S&P500及びナスダック総合指数が前週末に付けた過去最高値を上回ったことから利益確定の動きが広がり、引けにかけて上げ幅を縮小。ダウは下落に転じた。セクター別では、半導体・半導体製造装置や電気通信サービスが上昇する一方でエネルギーや不動産が軟調。

ITサービスのIBM(IBM)は、決算内容が市場予想を上回り上昇。電気自動車のテスラ(TSLA)は、一部アナリストによる目標株価引き上げを受け堅調推移。一方で、原油相場の下落で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、軟調な契約者見通しが嫌気され下落。医薬品のジョンソン&ジョンソン(JNJ)は、決算内容が嫌気され売られた。

米通商代表部(USTR)は昨年9月に発動した1200億ドル相当の中国製品の輸入関税について、米中貿易協議の第1段階合意に基づき、2月14日より半減させると発表した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ9ドル安、エネルギーや不動産が軟調