本日のマザーズ先物は、前日の米国株高や円安基調を映して買い戻しの動きが継続しそうだ。前日の米国市場では、米商務省が華為技術(ファーウェイ)と米企業との一部の取引猶予措置を3カ月延長すると発表。米中貿易摩擦をめぐる警戒感が和らいだほか、中国や欧州の主要株価も、中国での金融緩和やドイツの財政政策といった景気刺激策に対する期待感から上昇。225先物に対しても堅調推移が想定されるなか、個人投資家心理の好転に寄与し、マザーズ先物に対しても買いが波及しそうだ。為替市場においても、1ドル=106円台後半と落ち着いていることもマインド改善に繋がろう。ただ、週末にかけて行われる海外重要イベントを控えて、様子見姿勢を強める投資家も多く、買い戻し一巡後は方向感の定まらない展開となりそうだ。総じて薄商いの続くなか、前日のマザーズ市場で指数のけん引役となったGNI<2160>やアンジェス<4563>といったバイオ関連銘柄への物色動向に対しても注目が集まろう。上値のメドは870.0pt、下値のメドは850.0ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:米国株高や円高一服などを好感の流れ