本日のマザーズ先物は、バイオ関連株物色の強まりを背景に堅調に推移しそうだ。前日のマザーズ市場は、慢性期外傷性脳損傷を対象にした再生細胞薬が、厚生労働省「先駆け審査指定制度」の対象品目に指定されたサンバイオ<4592>がストップ高と後場に入り急騰したことを映して、買い意欲が強まり、マザーズ先物も大幅高となった。指数インパクトの大きいとされるバイオ関連への物色を背景に、その後のナイトセッションでもマザーズ先物はレンジを切り上げており、本日も堅調な動きが想定されよう。個別では、前日の大引け後に、がんに対するウイルス療法に関し中外薬<4519>と独占的ライセンス契約などを締結したオンコリス<4588>など、バイオ関連への個人投資家による物色がマザーズ先物高を支える一因となりそうだ。一方で、前日の米国株や下落し、円相場も円安が一服しており、買いの勢いが鈍れば、利益確定の動きに繋がることも留意しておきたいところである。上値のメドは950.0pt、下値のメドは910.0ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:堅調か、バイオ関連株物色強まる