15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円33銭へ下落後、108円77銭まで上昇し、108円68銭で引けた。米12月生産者物価指数が予想を下回り、ドル売りが優勢となったが、中国が景気底入れを目指し景気刺激策を講じるとの期待感にリスク選好の円売りが下値を支えた。

ユーロ・ドルは、1.1455ドルから1.1382ドルまで下落し、1.1413ドルで引けた。ドラギECB総裁が景気に悲観的見通しを示し依然大規模な刺激策が必要と指摘したため、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、124円33銭から一時123円40銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2670ドルまで急落後、1.2890ドルまで急反発。英国議会下院は政府のEU離脱協定案を大差で否決したため、合意ない離脱への警戒感からポンド売りが広がった。その後、市場は大差での否決を織り込み済みだったことから、ポンドを買い戻す動きが広がった。ドル・スイスは、0.9843フランから0.9894フランまで上昇。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ポンド下げ渋り、EU離脱協定案は大差で否決される