20日の日経平均は大幅に3日続落。ローソク足は窓を空けて長い陰線を引き、3月26日に付けたザラ場の今年最安値20347.49円を下回り、終値でもザラ場でも今年最安値を更新した。5日線や25日線が急角度で下降する一方で、25日線との下方乖離率は5.8%
と、自律反発が起きやすい5%を超えた。このため、今夜の米国株が落ち着いて推移するなど外部環境次第で、21日は急落の反動高は予想される。とはいえ、一目均衡表では、基準線と転換線がともに急角度で下げ、遅行線は株価との下方乖離幅を拡大して弱気シグナルが鮮明になった。ボリンジャーバンドでは、10月25日以来ほぼ2カ月ぶりに終値が-2σを大幅に下回り、レンジの下方拡張の可能性が増した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:大幅に3日続落、弱気シグナル鮮明に