11日の米国市場では、NYダウが53.02ドル安の24370.24と緩む一方、ナスダック総合指数は11.31pt高の7031.83、シカゴ日経225先物は大阪比215円高の21345円と上昇した。本日早朝の為替は1ドル113円台前半と、昨日午後3時時点に比べ小幅円安。本日の東京市場は米中通商協議の進展に対する期待感や米長期金利の上昇を受けて昨日売られた銀行株などに対しても押し目買いが予想される。ただ、昨日は中大型株の下落圧力が強く、TOPIXが年初来安値を更新しており、本日も機関投資家によるTOPIX型の売りが中型から大型銘柄の上値を圧迫する可能性がある。日経ジャスダック平均や東証マザーズ指数が昨日まで6営業日続落しており、本日は機関投資家による売り物の少ない小型銘柄にリバウンド狙いの短期売買マネーが向かいそうだ。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測されたナブテスコ<6268>、THK<6481>、安川電<6506>、北海電<9509>などに注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:安川電やナブテスコに注目