3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円45銭から113円71銭まで上昇し、113円64銭で引けた。米中首脳会談で、貿易戦争を休止することで合意したため、米中貿易摩擦悪化への懸念は後退した。また、関税や貿易政策の不透明感にもかかわらず米国の11月ISM製造業景況指数は予想外に上昇したため、ドル買い・円売りが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1324ドルから1.1364ドルまで上昇し、1.1354ドルで引けた。ユーロ・円は、128円57銭から129円06銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、一時1.2699ドルまで下落後、1.2752ドルまで戻した。欧州連合(EU)離脱に対する警戒感がくすぶりポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは、0.9995フランから0.9965フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米中貿易摩擦解消への期待でドル・円は下げ渋る