2日のマザーズ先物は大幅に反発。前日比38.0pt高の925.0ptで取引を終えた。高値は929.0pt、安値は902.0pt、売買高は4038枚。米中貿易摩擦への懸念が後退し、日経平均が大幅に上昇したことから、マザーズ市場にも買いが波及した。午後に入ると、米メディアが「トランプ米大統領が中国との貿易合意の草案作成を指示した」と報じたことから、激化する米中貿易問題が解決に向かうのではないかとの思惑が高まり、リスクオンの展開になった。時間外取引での米国株価指数先物が3ケタの上昇を演じ、中国・上海総合株価指数も上げ幅を拡大させるなど米中両国の株高も支援要因となった。また、メルカリ<4385>やMTG<7806>といった指数寄与度の高い時価総額上位銘柄が値を上げたほか、再生細胞薬「SB623」が外傷性脳損傷対象の試験で主要評価項目を達成したサンバイオ<4592>がストップ高まで買い進まれるなど、個別材料株にも投資資金が流入し、マザーズ先物にも好影響を与えた。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物概況:大幅反発、米中通商交渉の解決への期待感からリスクオン