4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円21銭から113円63銭まで下落し113円90銭で引けた。米国をきっかけとした世界的な金利上昇が成長に影響を与えるとの警戒感が高まり、リスク回避の円買いが再燃。米債利回りの上昇に伴うドル買いも一段落した。

ユーロ・ドルは、1.1543ドルまで上昇後、1.1493ドルへ反落し、1.1510ドルで引けた。クーレ欧州中央銀行(ECB)理事の発言「緩やかに物価圧力が積みあがっている」を受けて、ユーロ買いが再燃。

ユーロ・円は、131円58銭から130円75銭まで下落。

ポンド・ドルは、1.2982ドルから1.3041ドルまで上昇。欧州連合(EU)と英国の離脱協議が最終段階を迎え、合意への期待にポンドのショートカバーが優勢となった。

ドル・スイスは、0.9892フランへ下落後、0.9934フランまで反発した。

     [経済指標]・米・先週分新規失業保険申請件数:20.7万件(予想:21.5万件、前回:21.5万件←21.4万件)・米・失業保険継続受給者数:165.0万人(予想:166.5万人、前回:166.3万人←166.1万人)・米・8月製造業受注:前月比+2.3%(予想:+2.1%、7月:-0.5%←-0.8%)・米・8月耐久財受注改定値:前月比+4.4%(予想:+4.5%、速報値:+4.5%)・米・8月耐久財受注(輸送用機除く)改定値:前月比0%(速報値:+0.1%)・米・8月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比-0.2%(速報値:+0.1%)・米・8月製造業受注・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比-0.9%(速報値:‐0.5%)

    

<KY>

情報提供元: FISCO
記事名:「 10月4日のNY為替概況