以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家中原良太氏(ブログ「株式予報」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2018年9月15日16時に執筆

From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

日本株が強く動いていますね〜。通常、日本株市場は月前半に上がりづらい傾向があります。しかも、9月は例年弱気に推移することが多いので、今年の動きは例外っぽい感じですね。

日本では「お盆の閑散相場」だとか「彼岸底」といった相場格言が有名ですが、実際のところは、これらのイベントは相場が上がりづらい主要因ではないでしょうね。なぜなら、日本以外の国でも、8月〜9月は上がりづらい傾向があるからです。(もしイベントが主要因なら、日本株だけにしかこの傾向が見られないはずですからね。)

それに、そもそも日本株を取引している7割は海外投資家です。だから、日本の文化が、そこまで大きく相場を左右するなんてことは、考えづらいのです。仮に「お盆だから相場が下がる」といった仮説が正しいのであれば、大型株市場は影響を受けず、個人投資家と馴染みの深い中小型株を中心に弱く動くでしょうね。(詳しいことは、ご自身で調べてみて下さいね)

相場の季節性には諸説ありますが、個人的には「気温が高いと相場が下がる」というアノマリーは興味深いと思っています。これは、「夏は相場が上がりづらい」「冬は相場が上がりやすい」といった傾向のことですね。経済学者の間でも確認されているアノマリーなので、判断材料としても、有力だと思います。

さいきんは東京もすずしくなってきました。だから、そろそろ相場が上がりそうですね〜。
さて。なんにせよ。相場が上昇してくれるのは、嬉しいことですね。もともと日本株市場はバリュー株が強烈に上がりやすい傾向がありますので、こういう時期も、淡々と割安株を狙うことで、利益を期待できそうです。

…ということで、基本は「割安な株を買って、仕込んでおく」のが良いんじゃないかな〜?と考えています。できれば、ここ最近株価が下がっている銘柄を狙って、逆張りで「割安株」を狙うべきなのでは?と思いますね〜。

…ということで、今のところは「割安感の強い下落株を狙う」のが良いと考えています。

ちなみに、ぼく自身がよく使っている投資法は以下の3通りしかありません。それは、以下の3通りです。

【相場が上昇相場のとき…「順張り投資」】
年初来高値更新銘柄など、上昇傾向が強い銘柄の続伸を狙います。

【相場が下落相場のとき…「逆張り投資」】
暴落相場などで、中長期で下落した銘柄のリバウンドを狙います。

【相場がボックス相場のとき…「押し目買い投資」】
人気株の下落を狙って、小さなリバウンドを狙います。

上記のように相場の状況によって投資法を使い分けると、過去の統計上、利益を出しやすい傾向があります。この3つの投資法を使い分けることで、どんな相場でも利益を出せると期待できます。

このパターンを踏まえた上で、僕の投資スタンスはこんな感じです。

【東証1部:逆張り】
注目中の銘柄例:ブイ・テクノロジー<7717>
予想PER10倍割れ。割安感が強いうえ、業績も着々と拡大見通しです。中長期で見れば、高リターンが期待できるでしょう。

以上が、いまの僕の投資スタンスです。

ちなみに、「割安株を買うと利益につながりやすい」ことについて詳しく知りたい方は、KAPPAさんの本を読むのがオススメです。割安株の見つけ方が、この本に書かれていますよ。

もちろん、100%の確信などはありませんので、「何が起きても対応できるよう準備しておく」のが、良いでしょうね。ということで、今週も気を引き締め直して、着実に利益を狙いましょう〜!

- 中原良太

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執筆者名:中原良太
ブログ名:株式予報





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情報提供元: FISCO
記事名:「 個人投資家中原良太:すずしくなると相場が上がる!【FISCOソーシャルレポーター】