29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円24銭から111円83銭まで上昇し、111円69銭で引けた。米国の4-6月期GDP改定値が予想外に上方修正されほぼ4年ぶりの高水準となったことで、金利先高感を受けたドル買いが強まった。また、米国、メキシコ、カナダの3カ国貿易協定合意の可能性が強まったこともリスク選好の円売りにつながった。

ユーロ・ドルは、1.1655ドルから1.1710ドルまで上昇し、1.1706ドルで引けた。秩序ある英国の欧州連合(EU)離脱への期待感からユーロ買いが再燃した。ユーロ・円は、129円68銭から130円85銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2864ドルから1.3033ドルまで急伸。欧州連合(EU)のバルニエ離脱主席交渉官の発言「前例のないパートナーシップを英国に提案する準備がある」で、合意ない離脱への警戒感が後退し、ポンドの買戻しが加速。ドル・スイスは、0.9770フランから0.9702フランへ下落した。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル強含み、4-6月期GDP改定値は上方修正