こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「投資の学校の気になるレポート」です。投資の学校プレミアムの特別講師である平野朋之先生のコラムについて興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。

さて、本日ご紹介するコラムでは、平野先生が『対処について その2』という記事で、トレードで対処する上で分析するべきものついて説明しています。

まず、『ファンダメンタルズ分析』、つまり、『経済活動がどうなっているか』を分析することが大事だと伝えます。例えば、『先日、トランプ政権が中国製品に追加関税を課す制裁措置を取りました』。これを受けて、その後のドル円は、『ドル高円安が進み、日経平均も上昇する形で相場が動いておりました』と説明。この貿易摩擦問題について詳しく見ていきますと、中国は米中の対立を避けるために、内需拡大に向けて動き始めました。中国・国務院の常務会議開催後に発表された声明には、研究支出を支援するための減税やインフラ投資促進のための特別債券などの政策措置などが盛り込まれました。一部では「米国は日本に対しても内需拡大を求めているのではないか?」との思惑も浮上しており、「主要国の株高や米国金利の先高観などを意識したリスク選好的な円売りは当面抑制される可能性がある」との声も聞かれています。このように、各国の経済活動などを分析するのが『ファンダメンタルズ分析』です。

また、別のコラムで平野先生がお伝えした『雇用統計』もファンダメンタルズ分析のうちの1つですと紹介しています。

ただ、平野先生は、『FXのトレーダーにとって、ファンダメンタル分析が必ず必要なのか?というと、必ずしも必要ではない』と考えているとのことです。その理由として、『ファンダメンタルを全く知らなくても、ローソク足、移動平均線を使ったテクニカル分析、上昇、下落、高騰、暴落が起きた際の対処法などしっかりと柔軟に対応できれば必須とは思いません』と述べています。一方で、『ファンダメンタルはとはいえど非常に便利な分析であることに間違いはありません。』と伝えます。『初心者の方向けに、ライトに考えて頂くとしたら中途半端なテクニカル分析でトレードしてもギャンブルに等しいレベルと言っても過言ではないと思いますので、最初はファンダメンタルを活用して少しでも負け戦を減らす対処をしてみてもいいかもしれませんね』と説明。テクニカル分析派か、ファンダメンタルズ分析派か、というのはよく言われていることですが、平野先生のお話によれば、トレードの経験度合いによってこれらの分析方法の有用度が変わってくるということですね。特に為替は経済指標などのイベントによって、乱高下することがあります。こういった動きに巻き込まれてしまわないためにも、まずは基本的なファンダメンタルズ分析ができるようになることが重要だと思います。

最後に、『この休日はドル円で米中貿易戦争に注目しながらチャートをご覧になったり、デモトレードしてみてくださいね』と締めくくっています。

なお、上記の記事の詳細コメントは、株式会社ファイナンシャルインテリジェンスが運営している「投資の学校プレミアム」の7月21日付のコラムである『対処について その2』にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

高井ひろえの「気になるレポート」は各種レポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ




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情報提供元: FISCO
記事名:「 FXトレードをする上で対処すること~投資の学校(高井ひろえ)