25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円37銭まで下落した後に110円04銭まで反発し、109円75銭で引けた。米国のトランプ政権が中国のみならず技術を盗用しようとする諸国に対し、重要な技術を持つ米企業に対する投資や輸出を制限する計画だと報じられたため、貿易摩擦深刻化への警戒感からドル売りやリスク回避の円買いが加速。その後、ナバロ国家通商会議(NTC)委員長が報道を否定し、投資制限の計画はないとの見解を表明したことから、ドルを買い戻す動きが急速に広がった。

ユーロ・ドルは、1.1671ドルまで下落後、1.1713ドルまで上昇し、1.1702ドルで引けた。ドイツのIfo企業景況指数が予想に一致し安心感が広がりユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は、127円86銭から128円84銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3256ドルから1.3290ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9886フランから一時0.9856フランまで下落したが、0.9877フランまで反発した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ドル反発、ナバロ米NTC委員長が投資制限報道を否定