25日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は59.70ドル高の24083.83、ナスダックは3.62ポイント安の7003.74で取引を終了した。引き続き、米長期金利の上昇による企業収益や景気への悪影響が懸念され、寄付き後から上値の重い展開となった。複数の主要企業決算が好感されたほか、マーケット終了後に控える多数の主要企業決算を見極めたいとの思惑から緩やかに上昇したものの、小動きとなった。セクター別では、運輸やメディアが上昇する一方で各種金融や不動産が下落した。

航空機のボーイング(BA)は、通期見通しを上方修正し、上昇。半導体のテキサス・インスツルメンツ(TXN)は、決算内容が好感され堅調推移。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)は、英衛星テレビ大手スカイに正式な買収提案を提示し買われた。一方で、複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、格付会社のムーディーズが格付見通しを下方修正し下落。カジノ・ホテル運営のウィン・リゾーツ(WYNN)は、売上高が予想を下振れ、軟調推移となった。

マーケット終了後にSNSのフェイスブック(FB)が発表した1-3月期決算は、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウは59ドル高、金利上昇への警戒続く