S&P500先物        2707.75(-2.00) (17:00現在)
ナスダック100先物   6846.00(+2.50) (17:00現在)

17時時点のグローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小安い一方、ナスダック100先物は小高くなっており、高安まちまちで推移している。また、NYダウ先物は10ドル安程度で推移。欧州市場は総じて小高い推移となっている。原油相場は堅調に推移している。こうした流れを受け、19日の米株式市場は若干の売り先行で始まるとみられるが、基本的には18日と同じように値固め的な動きになると予想される。

18日の引け後に発表されたアルミ大手のアルコアやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスの1-3月期決算でその良好な内容が好感され、両銘柄とも同日の時間外取引で買われた。本日も両銘柄を含めた好決算銘柄が買われる展開とみられる。ただ、本日の決算発表を予定している主要銘柄は、家庭用品のプロクター&ギャンブルやタバコのフィリップ・モリス・インターナショナルである。両銘柄とも業績が景気動向に左右されにくいディフェンシブ銘柄であるため、堅調な経済で業績相場の色彩を帯びている相場の現局面では相場全体に及ぼすインパクトは相対的に小さいだろう。経済指標では新規失業保険申請件数と4月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が発表される。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:引き続き企業決算の発表に注目