6営業日続落。一時はプラス圏に浮上する局面もみられたが、引けにかけて下げ幅を広げている。5日、25日線との短期デッドクロス示現。一目均衡表では基準線が上値抵抗として機能してしまっていた。遅行スパンは実線に接近してきており、大きくリバウンドをみせてこないと、来週にも実線を割り込む形での下方シグナルが発生する。ボリンジャーバンドでは-1σまでの調整をみせている。一方で、週間形状では13週線までの調整をみせてきており、年初に空けたマドをほぼ埋める格好となり、調整一巡感が意識されてくる。ただし、パラボリックがSAR値にタッチする形で陰転シグナルを発生させており、MACDはシグナルとの乖離縮小で陰転シグナル発生が近づいている。調整一巡感が意識されるものの、シグナルは悪化傾向にあり、早期のリバウンドをみせたいところである。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル: 調整一巡感も中長期のシグナルも悪化傾向