12日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は228.46ドル高の25803.19、ナスダックは49.28ポイント高の7261.06で取引を終了した。大手行決算で税制改革による企業業績の押し上げ効果が再認識され、終日堅調推移となった。主要株価指数は連日の過去最高値更新。セクター別では、小売やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で不動産や公益事業が下落した。

大手行のJPモルガン(JPM)は、予想を上回る決算を発表して上昇。一方でウェルズファーゴ(WFC)は架空口座などの不正問題の解決に今しばらく時間がかかるとの見方を示し小幅下落となった。ネット小売のアマゾン(AMZN)は、モルガン・スタンレーが目標株価や投資判断は維持したものの、強気のシナリオとして2000ドルの株価予想を示し、上昇。一方でSNSのフェイスブック(FB)は、政治的ニュースや偽ニュース問題に対応し、ユーザーの利用時間及び広告収入を減らすリスクを覚悟の上で、ニュースフィードの表示方法を変更することを発表し、大幅下落となった。また、保険のアフラック(AFL)は、不正会計疑惑が報じられ会社側は否定したものの軟調推移となった。15日(月曜日)はキング牧師誕生日の祝日となる為、NY株式市場は休場となる。

Horiko Capital Management LLC



<TM>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:ダウ228ドル高、大手行決算を好感