続落。22600円を下回ってのスタートとなったが、25日線を支持線とした底堅さが意識された。一方で、5日線が上値抵抗として意識されており、結果、狭いレンジでのこう着相場が続いた。一目均衡表では転換線、基準線を挟んでの推移となり、遅行スパンは上方シグナルを継続させているが、実線に接近してきている。日柄的には現在の水準でのこう着が続くと、来週にもいったん下方シグナルを発生させてくる。ボリンジャーバンドではバンドが収れんする中、+1σを下回り、中心値(25日)とのレンジ内での推移。パラボリックのSAR値は22200円処に位置しており、緩やかではあるが陰転シグナルのハードルが下がってきている。価格帯別出来高では現在の水準が多く積み上がっているため、25日線を下回ってくるようだと、下に走りやすくなる。MACDはシグナルとの乖離がやや拡大する格好で陰転シグナルを継続している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:底堅いがいったん下方シグナルを発生させてくる可能性も